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2018/10/10 - story

6人家族の快適な暮らしを叶えるリノベーション

札幌市・夫婦、子ども4人

家族が増えることは、住み替えを考える大きなきっかけになります。札幌市に暮らすHさんご夫妻も、4人目のお子さんの誕生を機に、手狭になってきた分譲マンションから広い戸建てへ住み替えを計画。やがて希望通りの立地と広さの中古住宅を見つけました。

当初は建て替えを考えていたHさんでしたが、予想を大幅に上まわる見積もりに、既存住宅の活用に考えをシフトします。ご夫妻が、当社の設計・運営するカフェレストラン「hygge(ヒュッゲ)」のお客様だったご縁で、私たちにリノベーションをご相談くださいました。

新しく購入された中古住宅は築40年以上を経ていて、構造的な傷みは少ないものの、強度不足な部分があったため、柱や梁を追加して補強をしました。6人家族でもゆったりと暮らせる広さだったので、古い間取りを見直すことで、リビング、ダイニング、キッチンとすべてを見通せる開放感のある住空間が実現しました。LDK空間の壁のクロスはあえてグレー色に統一。洗練された雰囲気で、海外のインテリアのようなイメージに仕上がりました。

壁のクロスはあえてグレー色に。重くならず洗練された雰囲気で、海外の住まいのよう

構造上取り除けない柱は、アクセントウォールやデザインとして組み込んで、広々とした空間をほどよく分割

ダイニングテーブルや収納棚の木部にはあえて濃い色を用いることで、空間にメリハリが生まれる

 

キッチンまわりにも、ご家族の暮らしを豊かにするための様々な工夫やこだわりが。例えば、キッチン横のカウンターは、子育てで忙しいご夫妻が夫婦の会話を楽しむための貴重なスペース。キッチン中央のアイランド作業台は、家族みんなで料理を楽しむことができます。

キッチン横のカウンターはご主人が希望した。子育てで忙しい奥さまとの会話を楽しむ大切な場所

とても広々としたキッチンスペース。アイランド作業台を囲んで、家族みんなで料理を楽しめる

収納スペースもたっぷり確保。窓辺には、奥さま専用のデスクワークスペースを設けた


全体的に回遊性のある動線なので、ホールや廊下、階段の照明配線は人感センサー等を組み合わせて、どんな動き方をしてもストレスなく効率よく周囲を照らせるように計画しました。奥さまは「私たちでは気づけない部分。とても便利で助かっています」と喜んでくださいました。

生活動線を考えた照明計画で、日常のちょっとした不便を解消

 

部材をリメイクして使えるのは、中古住宅ならでは。このお住まいでも、雰囲気のあるドアや木製窓の一部を、インテリアに馴染むようにつくり直して再利用しました。

木製枠をリメイクしてつくった室内窓。シンプルながら存在感があって空間の雰囲気が変化する

 

大家族が暮らす家としての工夫は、ユーティリティや収納にも。ユーティリティでは大量の洗濯物も一気に干せるように広さをたっぷりと確保し、リネンやタオル、家族分の下着や衣類などの収納棚も設けました。これによって、洗濯の家事動線や着替えの生活動線も改善されています。

6人分の洗濯物を干すことを考えたユーティリティは、たっぷりとした面積を確保。屋外用物干しの設置は、奥さまのアイデア

ユーティリティにも大容量の収納スペース。また洗濯物を畳んだり、ちょっとした作業をしたりするのに便利なカウンターを造作した

朝、家族で混み合う洗面台はワイド仕様。引き出しのハンドルはユーティリティやキッチンなどと揃えてコーディネート。トイレの出入り口は開閉が動線を妨げないよう引き戸にした

 

また家族が多ければ、その分靴も増えます。そこで玄関もゆったりとした広さを持たせ、大きなシューズクロークも設けました。

曲線が優しい印象の玄関。カウンター収納に加えて、奥にはこれまた大容量のシューズクロークを備え付けた

2階には、お子さんたちが希望した自分の好みのテイストで仕上げた可愛い子ども室が。カーテンやクロスの色、照明などは、お子さんたちの意見を反映させてコーディネートしました。お気に入りのお部屋なら、勉強もはかどりそうですね。

三者三様の子ども室。自分のお気に入りの空間に仕上がった

当社とHさんご夫妻を繋げたカフェレストランの店名でもある「hygge(ヒュッゲ)」は、デンマーク語で「人と人とのふれあいから生まれる、温かな居心地の良い場所」の意味。ご家族のぬくもりあふれるHさんご一家の住まいは、まさに「hygge(ヒュッゲ)」のスタイルを体現していると言えるでしょう。

榎又 円香
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榎又 円香
Madoka Enomata
営業・設計アシスタント
増改築相談員・カラーコーディネーター