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2018/08/10 - story

家族の暮らしを再生した、実家リノベーション

札幌市:夫婦、子ども2人、母

新築するか、リノベーションするか。マンションにするか、戸建てにするか。利便性がいい場所にするか、よりよい住環境を求めるか…。家をどうしようか考えると、本当にさまざまな選択肢があります。

2年ほど前から奥さまのお母さまとの同居を考えていたというTさんご夫妻も、新しい場所への住み替えや新築など、さまざまな選択肢を検討しました。でも最終的に選んだのは、戸建ての実家のリノベーション。お子さんたちの通学にとっては、当時住んでいたマンションよりも不便な場所ではありましたが、「お母さんの生活環境を大きく変えすぎないのが一番」と考えての結論でした。

玄関まわりのグレー・ブラウン色と、外壁の白色のコントラストが目を引く外観。街並みに馴染む落ち着いた印象に仕上げた

築32年の家は、リビング続きに和室のある、奥さま曰く「the 昭和」な空間。キッチンも壁側に面した独立型でした。プランニングの条件は、「水まわりは1ヵ所」、「トイレはもともとある2ヵ所を活かしたい」、「キッチンは対面式がいい」などでした。

そこで、LDKについては、家族の団らんの時間をゆっくり楽しめる空間を提案。元の和室とLDKをひと繋がりにし、奥さまが望んだ対面キッチンは、お母さまとお子さんの3人で使っても余裕の広さを確保しました。

念願だった対面キッチンは、3人で立っても余裕の広さ。壁のニッチには、お気に入りの雑貨や小物を飾って楽しめる

明るいダイニングスペース。キッチンカウンターと背面収納は、使い勝手を考えてデザインした製作家具。シンプルなデザインのペンダントライトが、インテリアのさりげないアクセントに

リノベ前の家では玄関ホールから直接2階に上がるようになっていた階段を、「子どもたちとのコミュニケーションを大切にしたリビング階段にしたい」というのも大きな希望のひとつでした。Tさんのお住まいは軽量鉄骨造。構造上、増築や間取りの変更などに制約があるなかでのプランニングでしたが、スペースをやりくりしてリビング階段を実現しました。

独立型キッチン+居間+和室の昔ながらの間取りから、家族でゆったりとくつろげる開放的な空間に生まれ変わったLDK

構造上、取り除けなかった柱は、デザイン壁として有効利用。緩やかな間仕切りになっている。棚には小物やインテリアグリーンをディスプレイ

階段はリビングの一角に取り込むようなプランに。以前の階段を活かしながらデザインを一新した。玄関は収納スペースたっぷり。リビングとの間には、造作したガラス入りの引き戸を設けた。光が通り、空間に広がりが感じられる

また使い勝手や住み心地をどう改善するかも、大きなポイントでした。そこで取り組んだのが、断熱性能の向上です。新たに基礎断熱を施すとともに、壁・天井と家全体の断熱性を強化し、一年を通して快適な室内環境を保てるようにしました。

2階は、2つの子ども部屋に同じ広さのクローゼットを設けられるように、スペースをやりくり。トイレの横には朝の身支度にも便利なようにと、洗面台を造作しました。家の中の「明かり」にもこだわり、ダイニングのニッチやテーブルの上のペンダントライト、階段室のブラケットなどは、当社でご提案したものを採用していただきました。

お子さんの寝室。廊下側の壁の上部にはガラスブロックを入れて、階段ホールの明かりとりに

2階の洗面台は新たに造作。グレー色のアクセントウォールや白色のタイルを用いて、インテリア性の高いスペースになっている。トイレの床やクロスなどの内装材は、奥さまの好みを踏まえて当社でご提案

お母さまのことを一番に考えて選択した実家リノベ。生まれ変わったご実家が、ご家族5人での充実した暮らしの場になれば、と願います。

Tさんより

いろいろな選択肢を考えましたが、実家をリノベーションすることにしました。依頼先を数社に絞ると、見積もりとプランを依頼。SAWAI建築工房さんからの見積もりは少し高めではありましたが、造作を取り入れた個性的なプランだったので、夢が広がりました。念願のリビング階段も実現してもらえてよかったです。おかげさまで家がまったく見違えて、欲しかった家具が似合う空間になりました。母も「前より暖かくなった」と喜んでいます。馴染みのある場所で、これから先も快適に暮らしていけそうです。