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2018/07/10 - story

コストバランスを考えた、マンションリノベーション

札幌市:夫婦(30代)、子ども2人

リノベーションとなると、改善したい部分や新しくしたい部分がたくさんあると思います。丸ごと工事できるのが一番ですが、多くの場合は想定している予算があり、すべて思い通りというわけにいきません。そこで大事になってくるのが、手を入れる箇所の優先順位のつけ方です。「暖かい家にしたい」「内装をきれいにしたい」「設備を新しくしたい」…そういった数々の要望の中で、何を重視してしっかりお金をかけるかを考えると同時に、活用できるものをどう生かすかを検討することが大切です。

リノベ前の室内の様子。独立キッチンを対面キッチンに変更するのが、Hさんのいちばんの要望だった

購入されたマンションは築18年を経ていたものの、比較的きれいに使われていたため、建具や玄関収納は既存のものを利用しました。今回のリノベーションでHさんがいちばん強く希望されたのが、キッチンまわりのレイアウトの変更。「独立型のキッチンを対面式にして、子どもを見守りながら家事ができる間取りに変えたい」ということでした。

念願の対面キッチンにして、部屋の印象が一新

キッチンに立つと、リビングやダイニングにいるお子さんの様子がよく見えて安心

システムキッチンと背面収納は、LIXIL。パイプスペースへの配管経路を利用して、書類などをしまう収納を設けた

既存の間取りは、独立型のキッチンからユーティリティへ入れる2WAY動線でしたが、あえてこの動線をやめることで対面式とし、背面収納をしっかりと取れるプランをご提案しました。予算をしっかり割いてつくったキッチンに、奥さまも大満足。動線変更に不便はなく、むしろ「キッチン空間が広々として使いやすくなった」と喜んでいただきました。

明るく心地よいダイニングは、家族の団欒の場

ダイニングには、子どもの勉強スペースや家族で利用できるデスクコーナーを造作。デスク下の扉付きの部分には、無線LANルーターなどの煩雑になりがちな配線をすっきりと収納できるような構成としました。ここは、大工さんの手による造作とすることでコストを抑えています。

リビングの壁には、厚さ15㎜のナラ無垢材を縦張りに

インテリアについては、ご主人がお持ちになったイメージ写真を元にプランニングを行いました。「どこかに木目を入れたい」という希望に対しては、壁掛けテレビの背面にナラの無垢材を張り、空間のアクセントにすることをご提案。それぞれの部屋のアクセントクロスや床材だけでなくカーテンまで、イメージにあわせてトータルコーディネートさせていただいています。

無垢フローリングは、温かみがあって素足にも心地いい

キッチンからも目が届く和室は、子どもの昼寝やプレイルームなど、多目的に利用できる

アレルギー体質のHさんが快適に暮らせるよう、寝室のカーペットをフローリングに変更。室内はすべて抗アレルゲンのベースクロスを採用した

北側の洋室は、北欧テイストの花柄の壁紙が可愛らしい子ども室に

設備を一新した水まわりは、ユーティリティがゆったり使えるよう内開きのドアから引き戸に変更

建具や収納は、基本的に既存のものをそのまま利用。ただ使いやすさを考慮して必要に応じた工夫も。例えば玄関収納は、ベビーカーが収まるように、既存のシューズクローゼットの底板を加工した

キッチンまわりの動線を中心に、Hさんご家族の好みや暮らしに合うようにデザインし直したリノベーション。お金のかけどころを踏まえたプランニングが、木の温もりに満ちた、ご家族の笑顔があふれるくつろぎ空間を実現しました。

Hさんより

文教地区で子育て環境も抜群、電停も目の前。こんなマンションに住めたら良いなぁと、通勤の時にいつも見上げていたマンションの一室が、ちょうどタイミングよく売り出されたので、すぐに購入し、雑誌で見つけて雰囲気が気に入ったSAWAI建築工房さんに相談しました。リノベ前の現地調査の時点で施工管理の方が来てくれて、キッチンの配管や和室のカビ対策など、細かく具体的なアドバイスをしてくれて安心できました。リノベ後の生活は、おかげさまで毎日快適。木の壁もわが家らしくて、とても気に入っています。当時は出産を控えていたこともあって打ち合わせは最小限でしたが、既存の使えるモノをなるべく生かしながら、プラスアルファの提案をしもらえて、コストコントロールもばっちり。新築以上に満足度の高いわが家になりました。