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2021/07/27 - story

軽量鉄骨造の実家リノベで実現。イメージにぴったりの暮らしの空間

札幌市・夫婦、子ども2人

リノベーションが必要な戸建住宅の中には、軽量鉄骨造の建物もたくさんあります。ところが、軽量鉄骨造の建物は在来木造工法と違い、その構造上、大がかりな間取りの変更がしにくいという難しさがあります。今回はその軽量鉄骨造の築32年の実家を、ご家族のライフスタイルや好みに合わせてリノベーションしたFさんのお住まいをご紹介しましょう。

既存のフォルムを生かしながら、バルコニーの木製手すりなどの仕上げを工夫して印象を変化させた

リノベーションに際してのFさんの主な要望は「玄関を広げたい」「自分たちのイメージに合う家にしたい」ということでした。そこでプランニングでは、構造的に壁の位置を大きく動かせないという制約の範囲内で最大限に、Fさんご一家のライフスタイルに即した間取りを検討しました。

玄関は、和室の床の間を玄関側に取り込むことで「玄関を広げたい」というFさんの要望に応えることに。一角にはウォークインのシューズクロークも備えました。壁付けの靴箱は地面から浮かせて取り付け、清掃性に配慮。上がり框は角をなくすことで空間を有効利用でき、見た目にも広い印象を与えます。出入り口をアールにしたシューズクロークは、整理整頓に便利なハンガーパイプや有孔ボードを設置しました。

もとは独立型で奥まったところにあったキッチンは、リビング側に移設してオープンな対面キッチンにしました。キッチンの床は、模様の入ったタイルを敷き詰めました。個性的で華やかなデザインが、キッチンをお気に入りの空間にしてくれます。このほか、階段の上がり口がLDKに含まれるように間仕切り壁やドアの位置を変更したり、2階の物入れをトイレにするなど、さまざまな要望をかたちにしました。

独立型で家の奥のほうにあったキッチンを移動して、対面キッチンに

ゆとりの広さの明るいキッチンに、タイルの床が映える

自分好みのエッセンスをプラスできるのも、家づくりの大きな楽しみ

プランニングの工夫で、階段の上がり口をLDK側に組み込むことができた

豊富な収納スペースをつくることも、このリノベーションの大きなテーマでした。そこで、家のいたるところに収納スペースをつくりました。例えば、間取りを見直したことで以前よりもコンパクトになった和室は、小上がりにして床下全面を収納として使える仕様に。和室の壁面には、お仏壇を組み込んでいます。

工事前の和室の様子

和室はコンパクトになったものの、床下収納やお仏壇スペース、ワークスペースなど機能は充実

お仏壇の扉は、側面にスッキリ収納できる仕組みを採用

お仏壇の扉は、側面にスッキリ収納できる仕組みを採用

パントリーやユーティリティの造作棚や寝室横のウォークインクローゼットなど、適材適所に収納スペースを配置し、これまでの収納場所や収納サイズの不便や悩みを解消しています。

パントリーの中には造作棚を設置。収納ボックスを上手に活用して、使いやすく整理整頓されている

ごちゃつきがちな洗面まわりもすっきりと片付けやすい

もとの家が本当に寒かったことから、今回のリノベーションでは、断熱・気密性能も高めました。軽量鉄骨造という制約はありましたが、設計や施工の工夫で希望を叶え、ご家族がこれから先ずっと安心して健やかに暮らせる家に生まれ変わりました。

Fさんより

この家は軽量鉄骨造で、リノベーションの自由度が低いことはわかっていました。それでもできるだけ希望を実現したいと思い、何社か訪問してお話をする中で、私たちの要望を反映させたプランを提案してくれて、デザインやテイストが好みに合ったSAWAI建築工房さんにお願いすることにしました。結果、間取りや収納はもちろん、インテリアも気に入ったデザインのものを使うことができました。また前の家が寒かったので断熱改修をしてもらいましたが、窓をトリプルガラスにしたのは正解でしたね。2月に入居しましたが、とても暖かく過ごせました。逆に夏は家の中が涼しくて快適で、住宅性能が良いと違うものだなと思いました。


Fさんのお住まいについては、こちらも併せてご覧ください▼
https://www.sawai-k.co.jp/works/reform_case_55/