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2017/08/07 - story

数千冊の本をすっきり収納「図書室のある家」

札幌市:ご夫婦(60代)

25年前、郊外の住宅地で新築をしたHさんご夫妻。3人のお子さんたちはすでに独立され、ご夫妻が還暦を迎えるにあたって、将来の暮らしを見据えたリフォームをしたいとご相談をいただきました。そしてお打ち合わせを重ねた結果、住まいを一新するプランでリノベーションをすることになりました。

1階は和室をなくして、開放的なLDKに。吹き抜けのハイサイドライトから外光が降りそそぐダイニングと、ソファがゆったりと置けるリビング。不要なスペースと動線を整理し、造作収納を多く設けることで開放的なくつろぎ空間を実現しました。

リビングの一角には、テレビ台と棚を作りつけました。もともと和室の押し入れだったスペースを活用しているので、壁面にきれいに収まっています。壁紙は、Hさんが新しく購入されたソファの色に合わせました。

対面式キッチンの背後には、半透明のポリカーボネートを採用した壁式収納を造作しました。調理家電から食器までたっぷり収納でき、扉を閉めると生活感をさりげなく隠すことができます。

Hさんご夫妻にとって最大の懸案だった膨大な蔵書は、キッチンの奥に設けた書庫に集約。本の重みに耐えられるよう床を補強し、棚板の厚みを通常の1.5倍にしています。コの字に配置した造作本棚の下には、数千冊の文庫本や新書が仕舞えるキャスター付きの引き出し式造作本棚を11本収めました。蔵書の整理がしやすいようカウンターも造作。

書庫の前には、家事コーナーを配しました。作業したりデスク代わりになったりするカウンターを設けるとともに、食品ストックからアイロンまで、家事に必要なモノを分類して仕舞える造作収納を備えています。

玄関が狭かったので、広く明るい空間につくり替えました。大容量のシューズクローゼットを新設したほか、玄関正面の花台の両脇に、外出用の衣類やカバンなどが収納できるスペースも設けました。花台の下も扉付きの棚にして、花瓶などがしまえるように工夫しています。

リノベーションに際しては、幅、高さ、奥行きなど、細かい寸法まで検討してプランニングします。トイレには、書庫のデッドスペースを利用して造作手洗いを設けました。

もともとフリースペースだった部分の床を減築して、階下のダイニングに外光が届くよう吹き抜けにしました。手すりの下には本棚をしつらえています。

Hさんより

うちは蔵書が多くて、大半が箱に入れたままになっていました。また既製の本棚では収納しにくい文庫本がたくさんあるのも悩みの種でした。そこで造作を生かしたリフォームが得意なSAWAIさんなら、上手に整理できる収納を考えてくれるのではと思い相談することに。打ち合わせの初めには、今後どう暮らしたいのか、どんなインテリアが好きなのかを尋ねられました。新築とは違う視点で生活空間を再点検する作業が新鮮で、とても嬉しかったです。

私のお気に入りは、家事コーナー。アイロンがけから読書まで、家にいる時間を自分のペースで楽しめる隠れ家のようなお気に入りの場所です。主人のお気に入りは、本棚とカウンターを備えた2階の書斎。新築から四半世紀を経て実現した念願のスペースです。夫婦それぞれの空間があることで、気持ちにゆとりが生まれました。暮らしに寄り添うきめ細かなプランは、SAWAIさんならではですね。とても居心地のいい家になりました。理想以上のリフォームができて、満足しています。

四半世紀を経て実現した、ご主人のお気に入りの書斎