あしたが楽しみになるリフォーム&リノベーションメディア
2019/11/12 - story

子育て世代の、マンションリノベ実例集

マンションリノベは、幼いお子さんがいる子育て世代に人気。職場へのアクセスや買い物のしやすさといった利便性、お子さんを育てる環境など、自分たちの生活をトータルに考えると、中古マンションを自分たちが暮らしやすいかたちに変えて住むというのは、とても魅力的な選択肢です。そこで今回は、子育て世代ならではの工夫がデザインされた、マンションリノベの実例をいくつかご紹介しましょう。

家事や子育てのしやすさに配慮。
木の温もりあふれるマンションリノベ

2人のお子さんがいるHさんご夫妻は、「文教地区で子育て環境も抜群、電停も目の前。こんなマンションに住めたら良いなぁと、通勤の時にいつも見上げていました」という理想的なマンションの一室を縁あって購入されました。

工事前の様子

プランの作成にあたって奥さんの一番の希望は、「子どもを見守りながら家事ができる間取りに変えたい」ということ。そこでご提案したのは、独立型のキッチンを対面式にして、背面収納をしっかりと取れるキッチンレイアウトです。ダイニングには、子どもの勉強スペースや家族で利用できるデスクコーナーを造作して、キッチンに立ちながらお子さんの様子を見守れるようにしました。

キッチンに立つと、リビング・ダイニングを広く見渡せて、お子さんたちを見守ることができる

独立型だったキッチンは対面式にレイアウトを変更。背面収納スペースもたっぷり

インテリアについては、Hさんがお持ちになったイメージ写真を元にプランニング。「木を生かした空間に」とのご要望を受けて、壁掛けテレビの背面をナラの無垢材で仕上げてアクセントウォールにすることをご提案しました。キッチンから目も届いて安心なリビングの奥の和室は、お子さんの遊び場やお昼寝場所に。壁や天井のクロスやカーテンなども、Hさんご家族のイメージにあわせてトータルコーディネートしました。

木の素材感が優しさを感じさせる。和室もモダンなデザインに仕上げた

二段ベッドを置いた子ども部屋は、ポップで明るい花柄のクロスをアクセントウォールに

全体的に木の素材感が心地よい、明るくナチュラルな雰囲気の新居に「快適な毎日です。木の壁もわが家らしくて、とても気に入っています」と新生活をお楽しみいただけているようです。

共働きでも暮らしやすい。
こだわったのは、間取りと動線

共働きで幼いお子さんが2人いるため「限りある予算で利便性の良い物件を購入するなら、リフォーム前提で中古を探すほうが近道」と考えたFさんご夫妻が出会ったのは、築22年、札幌のさまざまな顔が見えるマンションの14階の一室でした。

工事前の様子

重視したのは、間取りと動線を見直すこと。特に奥さんに喜ばれたのは、キッチン裏につくった多目的カウンターと収納のある家事室。家事室から洗面、ユーティリティを通って、そのままリビングや玄関へ出ることができます。「洗濯物は家事室に干せるので、洗濯も片付けもスムーズ。小さな子どもがいても、すっきりとした生活空間を手間をかけずに保てるのがいいですね」と好評です。

キッチンのすぐ後ろに洗濯物を干せる家事室を新設

多目的カウンターや収納も完備

LDKも、より一体感のあるレイアウトに変更しました。キッチン作業台のすぐ隣をダイニングにすることで、食事の準備や片付けの手間を軽減。リビング続きにあった和室は、キッチンに居ても目が届く子どもたちの遊び場になりました。将来、子ども部屋が必要になったら新たに間仕切りして、主寝室にできます。

以前よりもより一体感が増したLDK空間

和室はLDKの一部に。今はゆるやかに仕切って、お子さんの遊び場として使っている

家事動線がいいと時短につながり、生活でのストレスが減ります。忙しい日々だからこそゆとりを持って、家族で過ごす時間を大切にしたいというFさんご夫妻の願いを叶える住まいです。

こだわりを、かたちに。
好きなものに囲まれた住まい

Kさんご夫妻がリノベーションを決めたのは、築24年、3LDKのマンションでした。家づくりをリードしたのは、奥さん。使い勝手や仕上げなどすべてに妥協なく、こだわりを形にしていきました。特に時間をかけてつくり上げたのが、コの字型のキッチンです。配置が決まるまで数ヵ月かけて何度も打ち合わせを重ねた甲斐があって、自らも料理をされるご主人も「使いやすいですね」と絶賛の仕上がりに。2人で調理をしてもぶつかることなく、動線もスムーズです。

キッチンは希望どおりの対面式に。リビング側の収納は、A4のファイルが収まる設計

入念な打ち合わせの末に完成したコの字型キッチン。2人で立っても狭く感じられない寸法

そして特筆すべきは、どこを見ても美しいインテリア。光沢のある白いブリック風のタイルが気持ちよいキッチンをはじめ、ヘリンボーン柄の無垢材の床が表情豊かなリビングや、ホテルライクなデザインで非日常感を両立させた浴室、照明器具やタイルなど、隅々にまで奥さんの「好き」が散りばめられています。

ヘリンボーン柄の床が映えるリビング・ダイニング

水まわりはホテルライクな洗練されたデザインに

室内には照明器具やタイルなど、奥さんの好きなものを散りばめた

これから先、永く暮らす場所だからこそ、使い勝手などの機能だけでなく、自分たちの好みをしっかり反映させた見た目にも心地よい空間をつくることが、心豊かな暮らしにつながるのでしょう。


このように同じ子育て世代のマンションリノベでも、優先したいことや好きなデザインなどによって住まいのかたちはさまざまです。マンションは戸建て住宅と比べると縛りが多いですが、それでもやり方次第。建築会社と相談しながら、自分たちにふさわしいリノベーションを実現してくださいね。