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2018/10/26 - idea

プランニングの仕方はさまざま。寝室のクローゼット

リノベーションやリフォームで寝室をつくり直すときに悩ましいのが、収納スペースのつくり方。既存の住まいの間取りや広さ、お持ちの衣類の多い・少ないなどで、壁面収納にするのか、ウォークインクローゼット(以下、WIC)がいいのか等々、さまざまな方法があります。そこで今回は、当社が手がけた数あるお住まいの寝室まわりを例に、そのバリエーションをご紹介しましょう。

最もオーソドックスな、寝室+壁面クローゼット

寝室の壁面を使ってクローゼットを設ける。これが最も一般的な寝室の収納スペースです。家の間取りにもよりますが、なるべくたくさんのものをしまえるように、床から天井までの高さをフルに使い、ある程度深い奥行きをもたせて設計する、というケースが多いです。

壁面いっぱいのクローゼットは、床から天井までの高さ。大きな収納スペースを、3枚引き戸ですっきりと見せている

市販の収納ボックスと組み合わせれば、クローゼット内を整然とさせることができる。デッドスペースを利用した造作棚は、使用頻度が高いものの収納場所に

 

寝室+コンパクトなWIC

それなりのスペースが確保できるなら、コンパクトなWICを併設するのもひとつの手。WICがあると、部屋にちょっとスペシャルな感じが出ますよね!空間をよりすっきりと見せることができますし、扉の開け閉めもなく物をスムーズに出し入れできます。

コンパクトな部屋でも、レイアウト次第でWICをつくることができる。このマンションリノベーションでは、通気を良くするため、あえて壁の上部にスリットを設けた

 

ベッドヘッドを間仕切りにしてWICをレイアウト

こちらのお宅では寝室にベッドヘッドを兼ねた大きな間仕切り壁を設け、その裏をWICにしました。間仕切りの裏は大きなニッチを設けて、バッグや帽子など細々したものも収納できるように造作。部屋の壁面を使ってつくった造作棚は、ハンガーでシャツやアウターを吊るせるセクションや、可動式棚を入れたセクションなどバリエーションをもたせて、いろいろなものを機能的に収納できるよう工夫しています。

寝室のヘッドベッドを兼ねた間仕切り壁。その裏手にWICを設置

両壁面を使ったたっぷりの収納力と、ベッドの両サイドからアクセスでき、寝室の出入り口にもまっすぐにつながる動線の良さが魅力

 

寝室隣の和室をWICに

リノベーションならではの間取り変更で、寝室の収納スペースをたっぷり確保したお住まいもあります。こちらのお宅では、寝室の隣にあった和室をWICに変更。天窓やガラスブロックで採光を確保することで、暗かった和室が明るくて快適な収納スペースに大変身しました。もちろん、収納量も大幅に増えて、これなら無理なくきれいに整理整頓ができそうです。

壁のエコカラットと間接照明の優しい光で、朝も夜も快適な寝室。3枚引き戸を開けると…

暗い和室だったとは思えない、明るくて広いWICにつながる

 

廊下の壁面が、クローゼット

家の間取りによっては、通路と収納を兼ねることもできます。例えば、一人住まいのコンパクトなマンションのリノベーションでは、玄関ホールとリビング、寝室を回遊動線でつなぎました。その際にうまれたスペースを、通路兼収納として設計。スムーズな生活動線と、たっぷりの収納を実現しました。

寝室は、建具を開ければリビングと、壁面収納の前を抜ければ玄関ホールとつながる

収納は、手持ちの家具の奥行きを考慮した寸法に

 

寝室にはご主人のWIC、奥さまのWICは別室に

ご主人も奥さまもおしゃれ好きで、洋服や小物がたくさん!ということで、寝室にはご主人のWICだけを併設させ、奥さまのWICを寝室の外にたっぷり確保した、というケースも。家の広さや間取り、持ちものの量で、そのご家族の暮らしに一番ふさわしい寝室の収納をつくることが大事、ということがよくわかります。

寝室には、ご主人のWICに加え、3面から外の光が入るランドリールームを併設

寝室に併設したご主人のWIC。シャツやスーツ、ハットなどこだわりの衣類が整然と並ぶ

寝室の外に設けた奥さま専用のWICは、ゆとりの広さ。向かって左側を造作の棚、右側をハンガーで衣類を吊るせるような設計に

今回は主に、寝室の近くにクローゼットを設けた場合のさまざまな事例をご紹介しました。朝起きて、そのまま着替えをして一日をスタートさせる、という点で、寝室に大きなクローゼットを設けるレイアウトはとても機能的ですが、ご家族の暮らし方によっては、ウォークインクローゼットをリビングに隣接させたり、水まわりと寝室の近くに分けたりなど、必ずしも寝室の近くに収納を集約させないというお宅もあります。着替えや身支度は毎日のこと。お洗濯のあとの片付けとも関わってきますので、収納しやすく時短にもなる収納計画を立てたいですね。