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2020/12/14 - idea

リノベ前に知っておきたい!今、定番の3種類の床材

床や壁、天井といった目に見えるところに使われる内装仕上げ材。その中でも「床」は壁や天井と役割が少し異なります。床は、常に足裏に接していて、その硬さや柔らかさ、素材感や温度感覚は身体にダイレクトに影響を及ぼします。また食べ物や飲み物などをこぼして汚しやすいので、メンテナンス性も気になるところ。そこで今回は、新築やリノベーションでよく使われる3種類の床材について、ざっくりとその特徴をご紹介します。


木の温もり感が魅力。
インテリアもコーディネートしやすい
フローリング材

最もポピュラーでよく使われるのはやはり、フローリング材です。木の温もり感はリラックスできる家をつくる際の大きな魅力。樹種にもよりますが、総じて硬めで強度があります。木目の風合いや色調の選択肢の幅も広く、好みのテイストに合わせやすいのも特徴です。張り方の工夫で、空間の個性を演出することもできますね。

フローリング材は大きく分けて2種類あります。「無垢フローリング」は肌触りや本物の木ならではの質感、何より味わい深さが増す経年変化が魅力で人気。ただし水分や乾燥の影響を受けやすく、長期的に良いコンディションを保つには定期的なメンテナンスが必要です。

一方で複層フローリングは、主に合板や集成材の上に化粧シートや薄くスライスした木を張った仕様のため、無垢フローリングに比べて扱いやすく、床暖房対応やペット対応など、商品のバリエーションも豊富です。肌触りや質感の点では無垢フローリングに劣るかもしれませんが、機能性や価格の面を重視する方にはフィットするでしょう。

無垢材をヘリンボーン柄に張って仕上げたマンションのリビング・ダイニング

無垢材をヘリンボーン柄に張って仕上げたマンションのリビング・ダイニング

幅が広めで少しシックな色調のフローリング材は、濃い色味の家具やソファ、白く仕上げた壁や天井とぴったりの相性

幅が広めで少しシックな色調のフローリング材は、濃い色味の家具やソファ、白く仕上げた壁や天井と相性がぴったり

間接照明にやさしく照らされた奥さまのコレクションが、家族やゲストを出迎える玄関ホール。シックな色合いの床は、メンテナンスフリーのカラーフロア

リーズナブルでメンテナンス性抜群!
クッションフロア

クッションフロアは、塩化ビニル樹脂を主成分とする機能性の高い床材。単位面積当たりの価格がリーズナブルで、防水性や防汚性にも優れるため、私たちの家づくりでも特に水まわりの床材としてご提案することが多いです。

シンプルなものからデザイン性を追求したものまで、色柄のバリエーションが豊富なのも魅力です。ただ、素材の特性上、ツヤっとしていて質感は他の床材に劣る面も。また熱に弱く、重いものを長時間置くと凹み痕ができるので、その点は注意が必要です。

防水性・防汚性に優れるクッションフロアは、水まわりの床に最適

防水性・防汚性に優れるクッションフロアは、水まわりの床に最適

色柄のバリエーションが豊富で、遊びゴコロも表現できる

素材感をリアルに再現。
住まいにも取り入れやすい
フロアタイル

「チープな感じにはしたくないけど、コストもそこまでかけられない」。そんなニーズにばっちり応えてくれるのがフロアタイル。石やコンクリート、木、焼成したタイルなどの素材感をリアルに再現した高級感の感じられる床材です。

強度があって凹みにくく、色柄のバリエーションが豊富で、思い描くインテリア空間にぐっと近づけられます。ただ、この素材もクッションフロア同様に熱にはあまり強くありません。またクッション性に乏しいので、キッチンに使う際には、足元だけでもキッチンマットを敷くと足腰への負担を軽減できるでしょう。

広々としたダイニング・キッチンの床一面をフロアタイルで仕上げた例。石タイルのような模様が空間の上質さを引き立てる

コンクリートのような風合いが、壁のサブウェイタイルやヘリンボーン柄のフローリングに調和する

コンクリートのような風合いが、壁のサブウェイタイルやヘリンボーン柄のフローリングに調和する

六角形のフロアタイルが、シックでスタイリッシュなデザインのキッチンを彩る

六角形のフロアタイルが、シックでスタイリッシュなデザインのキッチンを彩る


最近の家づくりの定番は主に、今回ご紹介した3種類の床材ですが、ほかにもカーペットや畳、タイルやコンクリートなど室内で使える床材はさまざま。私たちもお客様のライフスタイルや使う部屋などケースバイケースでご提案しています。コスト・施工性・メンテナンス性・インテリア性・機能性、質感、肌触りなどたくさんある条件のどれを重視するか優先順位をつけ、プランナーに相談しながら納得の床材を選んでくださいね。