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2021/07/06 - idea

造作だからできる!プチストレスを解消するアイデア・工夫

「なんとなく掃除がしにくくて、気づくとホコリが溜まっている」「キッチン収納の扉を開けると狭くて、物が出し入れしにくい」など、普段の生活をよくよく思い返すと、常に小さなストレスを抱えている使い勝手の悪さが見つかるもの。そういった現状の小さなストレスを丁寧に拾って、解消することが、家づくりではとても重要です。

特にリフォームやリノベーションは、ストレスを取り除く絶好のタイミングで、私たちもさまざまな試みを実践しています。そこで今回は、造作だからできたプチストレス解消のちょっとしたアイデアや工夫をいくつかご紹介しましょう。


配線カバーを造作して、清掃性をUP!

生活していて電化製品の配線で気になるのは、見た目のごちゃつき感とともに、掃除がしにくくて配線が埃っぽくなりやすいことではないでしょうか。そこでこのお宅では、造作したTVボードにひと工夫して、配線をまとめて通してフタができる設計にしました。これなら見た目にすっきりしますし、TVボードの天板もフラットでとても掃除がしやすいですね。

ご主人が一人の時間を楽しむ「男の部屋」

この家のご主人が一人の時間を楽しむための部屋のTVボードにひと工夫

配線ボード

配線がきれいに収納でき、フタを閉められる設計で、見た目も清掃性も向上

札幌市・Y様邸の実例はこちら▶ https://www.sawai-k.co.jp/works/reform_case_43/

小上がり下部の引き出しを考慮してTVボードをデザイン

軽量鉄骨造の築32年の戸建住宅をリノベーションしたこちらのお住まいでは、リビングの一角にフレキシブルに使える3畳の小上がりを設けました。小上がりの下には、奥行きがあって収納量たっぷりの引き出し。

リノベーションによりLDKの一角に設けた小上がり和室。床下全面が収納として使える仕様

リノベーションによりLDKの一角に設けた小上がり和室。床下全面が収納として使える仕様

その引き出しの使い勝手を考えて、奥行きを絶妙に調整した造作のTVボードがこちらです。

床下収納を引き出したときに当たらないよう設計したテレビボード

DVDプレーヤーやゲーム機など、TVまわりに置いておきたいものはいろいろあるので、収納は必須。ただし、リビングまわりのスペースが限られていることを考えると、小上がりの下も有効に使いたい。その両方のニーズをバランスよく満たせたのも、造作ならではですね。

札幌市・F様邸の実例はこちら▶ https://www.sawai-k.co.jp/works/reform_case_55/

炊飯器の蒸気を逃がすため、カウンターにひと工夫

ほんのちょっとした不便や不満でも、それが毎日積み重なると大きなストレスになってしまいます。キッチンまわりでプチストレスを抱えやすいのが、炊飯器の場所。ご飯を炊くと蒸気が発生しますが、棚の中などで使い続けると湿気がこもって、傷みやカビの原因になります。

そこでひと工夫。炊飯器の上の造作カウンターの一部を跳ね上げ式にして、蒸気が逃げるような仕組みを取り入れました。ご飯を炊いている間だけ天板を除け、普段はフラットなカウンターとして使えます。見た目も機能もいいとこ取りなアイデア造作です。

造作のカウンターに、炊飯器の蒸気を逃がすためのひと工夫をプラス

札幌市・N様邸の実例はこちら▶ https://www.sawai-k.co.jp/works/reform_case_45/

デッドスペースを生かした猫スペース

ペットを飼っているお宅では、ペット用品の収納や食事の場所を工夫したい、という悩みもあるでしょう。このお宅ではリノベーションを機に、コンパクトなダイニング・キッチンの一角を利用して、愛猫の食事スペース&猫用グッズの収納場所を確保しました。ちなみにこの上部は寝室側のお仏壇スペースで、壁を隔てて双方に必要な空間を割り当てています。

二世帯住宅の母世帯のダイニングの一角に、壁のデッドスペースを利用した猫スペースを設けた

札幌市・I様邸の実例はこちら▶ https://www.sawai-k.co.jp/works/reform_case_50/

間取りによる不都合を、工夫と造作で解決

こちらのお住まいは、住まいの建て替えを機に、1階の寝室にあるウォークインクローゼットと直結するランドリールームを新設しました。ところが全体的な間取りの関係もあって、脱衣室や浴室は2階。毎日洗濯のために、洗濯物を2階から1階へ運ぶのは大変です。そこで取り入れたアイデアが、ダスト・シュートならぬ「ランドリー・シュート」。ランドリールームの真上に洗面・脱衣室を配して、脱いだ衣類をそのまま階下へ落とせるようにしました。ちょっとした工夫が、日々の暮らしやすさをサポートします。

洗濯・乾燥室の真上に洗面・脱衣室をレイアウトし、脱いだ衣類を階下へ落とせるようにした。こうしたきめ細かな工夫が、暮らしやすさのポイント

ランドリールームの真上に洗面・脱衣室をレイアウトして、脱いだ衣類を階下へ落とせるようにした

 

ランドリールーム側はこのような状態。カゴに洗濯物が溜まっていく

ランドリールーム側はこのような状態。カゴに洗濯物が溜まっていく

札幌市・A様邸の実例はこちら▶ https://essence.sawai-k.co.jp/story/new/2057/


小回りのきく注文住宅では、このような造作で暮らしやすい家をつくることが可能です。家づくりの際には事前に今の住まいで気に入っているところ、ストレスを感じているところを自分なりに分類してみましょう。良いところはそのまま生かし、良くないところは改善する。それが、先々まで暮らしやすい家づくりの秘訣ですよ。

榎又 円香
profile
榎又 円香 Madoka Enomata
営業主任・設計プランナー
カラーコーディネーター
札幌市で戸建てやマンションのリノベーションをはじめ、住宅の新築やリフォームを手がけるSAWAI建築工房では、私のほか複数の女性プランナーが、ご家族のライフスタイルに合わせて、アイデアあふれる機能的で心地よいデザインの住まいをご提案しています。詳しくはこちらのホームページをご覧くださいね。