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2021/02/23 - idea

扉を付けてスッキリきれい!キッチン背面の「隠す収納」

最近はリビング・ダイニングに向けてオープンに開いた対面キッチンが主流ですが、その際に気になるのが背面収納のつくりです。大きくは、扉を付けた「隠す収納」と扉のない「見せる収納」に分けられますが、それぞれに魅力があります。そこで今回は個々の使い勝手やスペースに合わせて設計した「隠す収納」の事例をいくつか見ていきましょう。


スタンダードで安定の使いやすさ。
扉付きの吊戸棚+引き出し付きカウンター

最もスタンダードな対面キッチンの背面収納は、扉付きの吊戸棚とカウンター付きの下部収納を組み合わせたタイプ。その魅力は、使用頻度の高い家電やキッチン用品の使い勝手の良さと、ごちゃつきがちな棚の中を扉で隠してすっきり見せることができる機能性を併せ持っていることでしょう。

こちらの家の背面収納は、黒でシックな印象に。ダイニングの家具のテイストやデザインと合わせて、空間をトータルコーディネートしています。

ダイニングセットと色やデザインを合わせて空間をトータルコーディネート

ダイニングセットと色やデザインを合わせて空間をトータルコーディネート

キッチンの背面収納は、使い勝手に合わせてカスタマイズすることもできます。このお宅では、カウンターは全体の幅の半分で、もう半分は食器戸棚にしました。食器戸棚の下にはゴミ箱、電子レンジの下部には炊飯器を置くなど、コンパクトな空間が機能的で使いやすく整えられています。

キッチンの背面収納に、食器戸棚を組み合わせた「隠す収納」を採用

コンパクトな空間に、キッチンに必要なものが機能的に使いやすく配置されている

常に見た目にすっきりしたいなら
引き戸で全部隠せる収納

「できるだけいつも、キッチンまわりをすっきりさせておきたい」「来客時にすぐ隠せるようにしたい」。そんな要望に応えるのが、造り付けた棚の手前に引き戸を設けてつくる背面収納です。このお宅は、収納棚の前に3枚引き戸を設置。普段料理をするときには引き戸を全開に、使い終わったら閉めれば、いつでも見た目にすっきりとした印象を保てます。急な来客があっても、戸を閉めるだけでいいので慌てずに済みますね。

造作の収納棚の前面に3枚引き戸を設けた。戸を閉めるだけでキッチンの印象が様変わりする

造作の収納棚の前面に3枚引き戸を設けた。戸を閉めるだけでキッチン家電もゴミ箱も隠せて、キッチンの印象が様変わりする

こちらはさらに、冷蔵庫まですべてきれいに隠せる背面収納。ポリカーボネートの3枚引き戸で、少し透けた感じの素材感とシルバー色の細い枠が空間を軽やかに見せてくれます。中の棚は造作で、各ご家庭の使い勝手やご要望に合わせてつくることができます。

ポリカーボネート製の扉で背面収納をすべて隠せる仕様。扉の厚みも薄いので、省スペースにもなる

ポリカーボネート製の扉で背面収納をすべて隠せる仕様。扉の厚みも薄いので、省スペースにもなる

中の棚は造作。使い勝手に合わせて仕様を決めることができる

中の棚は造作。使い勝手に合わせて仕様を決めることができる

ちょっとした工夫で
背面収納を使いやすく

キッチンの背面収納は家の条件に合わせて、自分たちが使いやすいようにカスタマイズできます。例えば、システムキッチンと同素材の面材を用いて背面収納を造作したこちらのお宅では、食器やキッチン家電を収納する棚の並びに、ワークスペースと収納棚を設けました。キッチンと同じ素材でつくった引戸を閉めれば、統一感のある美しい空間に。見た目にとても気持ちがいいですね。

キッチンの背面収納の並びに、ワークスペースや収納を設けた例。壁面全体を有効活用している

戸を閉めれば、統一感のある美しいキッチン空間に

「隠す収納」とオープンな棚を組み合わせた例もあります。天井まである大容量の壁面収納の扉のあるほうは食器棚として、オープンな方の棚には、トースターやコーヒーメーカーのほか、お気に入りのカップ&ソーサーなどをディスプレイ。これなら自分らしさも演出できて、気分がちょっと上がりそうですね。

扉のある「隠す収納」とオープンな「見せる収納」を組み合わせて、好きなものをディスプレイする楽しみをプラス


キッチンは毎日使う場所ですし、オープンな対面キッチンの場合は常にリビング・ダイニングから見えるため、インテリア性も気になります。常にキッチンまわりをきれいに見せたい、収納や片付けが苦手、使い勝手の良さを優先したい、といった方におすすめの「隠す収納」。ご自身の使いやすさや好みを踏まえて検討してみてはいかがでしょうか。