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2020/07/02 - idea

使いやすくて居心地がいい!「キッチンリノベ」のポイント

おうち時間が長くなると、自宅でごはんを食べる機会が以前よりも増え「キッチンに立つ時間が長くなった」という方も多いのではないでしょうか。そうなるとより一層気になるのが、キッチンの使い勝手や居心地です。

リノベやリフォームでまず手を入れたいという希望が多いのが、水まわり。「設備やデザインが古い」「収納が足りない」「家事動線が悪い」「閉塞感がある」など、特に毎日いる時間が長いキッチンは、その分悩みや不満も募りますよね。そこで今回は、使いやすくて居心地が良くなるキッチンリノベのポイントを、これまで手がけた事例とともに見ていきましょう。


ポイント1:間取り

独立型のキッチンを対面キッチンに。
レイアウトを変える

一昔前の家やマンションでよく見られるのが、個室のようにこもる空間になっている独立型のキッチン。これを対面キッチンに変える例は、私たちが手がける工事でもとても多いです。子育て世代のご家族は、キッチンからお子さんの様子が見えると安心ですし、壁がなくオープンなのでLDKにより広がりが生まれますね。

リノベ前は独立型だったマンションのキッチン

間取りを見直して、オープンな対面キッチンに。リビングやダイニングにいる家族の様子を一望できる

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ストレス軽減のカギ。
家事動線を改善

日々時間に追われる生活のなかで、「家事動線の良さ」は今や家づくりの必須項目。リノベをするなら、キッチンのレイアウトの見直しとともに他の水まわりとの位置関係まで見直して、家事動線を改善したいところです。

こちらのマンションリノベでは、キッチンから直接、隣の洗濯室兼ストックルームへ行ける動線をつくりました。家事室にはビューローデスクのような家事スペースを造作。洗濯物をたたんだり、アイロンがけをしたりできうえ、ちょっとした書き物をする場所としても使えます。家事動線がスムーズになったことで、忙しい朝夕の家事の時短につながりますね。

冷蔵庫横の引き戸を開けると、洗濯室兼ストックルームにつながる

対面キッチンの奥に、引き戸を介してつながる家事室兼ストックルームを配置

収納を造作してつくった洗濯室兼ストックルーム

和室だった空間の一部を利用していて、壁面には大容量の収納を造りつけた

造作収納の一部は、ビューローデスクのような仕様で、棚の扉がテーブルとして使える。アイロンがけや畳み作業に便利

造作収納の一部は、ビューローデスクのような仕様で、棚の扉がテーブルとして使える。衣類をたたんだりアイロンがけしたりするのに便利

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ポイント2:機能の充実

調理器具や食材、食品のストックなど、何かと物が多いのがキッチンという場所の特徴です。そこで悩ましいのが「収納スペース」で、収納量や収納棚の位置、収納扉の開閉方法など、使い勝手を良くするためには、さまざまな改善点が考えられます。

またキッチンがきれいで気持ち良い空間になると「キッチンが一番居心地がよくて、料理をする以外の時間もキッチンまわりで過ごす」という方も意外に多かったりします。リノベを機に家事コーナーとしてカウンターやちょっとした棚などを設けて、自分だけのお気に入りスペースにつくり込むのもいいかもしれませんね。

カウンター上にあった吊り棚を撤去して設備を一新。カウンター下はすべて引き出し式の収納に入れ替えた。壁付けの吊り棚は昇降機能付きにして、使いやすさに配慮(詳細はこちら→T様宅

真ん中にアイランドカウンターテーブルを置き、壁面いっぱいを使って収納棚を造作。窓辺には袖机型のカウンターを造作した家事コーナーを設けた。こだわりのキッチンが居心地の良いお気に入り空間に(詳細はこちら→H様宅

ポイント3:デザイン 

1日のなかでも滞在時間が長いキッチン。しかも対面キッチンにするとリビング・ダイニングからもよく見えて常に視界に入る空間なので、インテリアデザインにもこだわりたいところです。システムキッチンを入れ替えたり、扉の面材を変えるだけでも印象はかなり変わりますが、それに加えて壁に好きな色柄のタイルをあしらったり、照明を付け替えたりして自分好みにアレンジすると、さらに素敵で個性的なキッチンになりますよ。デザインを考えるときは、LDK全体のバランスを見てコーディネートするのがおすすめです。

グレイッシュなトーンで統一されたダイニング・キッチン。造作収納とシステムキッチンは既存のもの。ダイニングには、北欧テイストの照明を新たに加えた

グレイッシュなトーンで統一されたダイニング・キッチン。造作収納とシステムキッチンは既存のものを生かした。壁面のタイルとステンレスの素材感の組み合わせがシックな印象を演出(詳細はこちら→N様宅

人気のサブウェイタイルをあしらったキッチン。お施主様の好みに合わせてペールピンク色だった収納扉の面材を、落ち着いたグレー色に変更した(詳細はこちら→K様宅

キッチンのタイル

こんなふうにニッチを設けて、お気に入りの雑貨やグリーンを飾るスペースをつくるのもアイデアのひとつ(詳細はこちら→T様宅


工事の後に「もっとこうしておけばよかった…」という後悔はしていただきたくないので、リノベやリフォームをする際には、今のキッチンまわりの悩みや不満をしっかりと洗い出し、優先順位を付けながらプランニングを進めてくださいね。