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2021/11/01 - idea

既存住宅の間取りや暮らし方に合わせて検討したい。LDKのレイアウト

住まいの中で暮らしの中心となるのは、なんといっても「LDK」です。キッチンに立つと、ダイニングやリビングが見渡せて、空間に一体感があるのがこのLDKがつながるレイアウトの大きな特徴ですが、リノベーションでは特に、既存住宅の間取りや暮らし方によっていくつかのパターンが考えられます。そこで今回は、特によく見られる「I型」と「L型」の各レイアウトの特徴とその実例を見ていきましょう。


広々していて部屋全体が見渡しやすい
「 I 型レイアウト」

キッチン・ダイニング・リビングを一列に配した「I型」は、現代の住宅のLDKで最もスタンダードなレイアウトと言えるでしょう。空間を広く見せることができ、どこにいても室内全体が見渡しやすいことが、大きな特徴です。長方形の空間に整然と配置しやすいため、設計的に採用しやすいという面もあります。中古の戸建てでもマンションでも、既存住宅のLDKがもともとこの並びである例が多く見られます。

こちらは「楽しい老後」を送るべく60代でマンションの住み替えを決めたご夫妻のリノベーション例です。LDKが一列に並ぶレイアウトで、圧倒的な開放感。床の広さにも余裕があり、万が一車椅子生活になっても室内の行き来に不自由せず、安心して暮らせそうです。

広々としたLDK

広々として開放感抜群の「I型」LDK

テレビまわりはアクセントウォールで

床面にもゆとりがあって、万が一車椅子生活になっても室内を移動しやすい

札幌市・Y様邸の実例はこちら

東京からのUターンで、奥様の実家がある札幌で暮らすことになったMさんご夫妻。購入した中古マンションのリノベーションにあたっての希望のひとつが「LDKが一体になったオープンなくつろぎ空間とすること」でした。そこで、独立していたキッチンをリビング・ダイニング側に移設。隣接していた和室を取り込んでLDKを縦に配列し、希望を叶える広々としたLDKにしました。

独立していたキッチンを移設して、オープンキッチンに

和室の襖を取り払ってリビングに改装。希望どおりのオープンなくつろぎ空間が生まれた

札幌市・M様邸の事例はこちら

動線がコンパクトで、空間を効率よく使える!
「L型レイアウト」

LDKの配置で、意外と多いのが「L型」のレイアウトです。3つの空間を結ぶ距離が短くて済むため、動線がコンパクトなのがこの配置の大きな特徴。空間を効率よく使うことができます。リノベーションでは、既存住宅のつくりの影響を大きく受けやすいですが、L→D→Kとほぼ型の決まっている I 型と異なり、L型はレイアウトのバリエーションがいくつもあります。

例えばこちらは、キッチンカウンターの前にダイニングがあり、その隣にリビングがあるという配置。LDKがコンパクトにまとまっているうえ、壁面や空間を無駄なく利用しています。

対面キッチンの真向かいにダイニング、その隣にリビングを配置

対面キッチンの真向かいにダイニング、その隣にリビングを配置

空間がコンパクトで、キッチンからダイニングもリビングもよく見渡せる

札幌市・H様邸の事例はこちら

こちらのマンションリノベーションでは、もともと和室だった部屋とキッチンの間の壁を取り払って、大きくゆるやかにつながるL型のLDKとしました。キッチンとリビングの間の壁に開口を設けて、直接行き来できるつくりにしたことで、家事動線がスムーズに。

ダイニングの一角には畳敷きの小上がり、リビングの一角にはパソコンコーナーと、既存マンションのつくりを生かしてそれぞれの場所に機能を持たせることで、ご夫妻のライフスタイルに合ったLDK空間に仕上がりました。

和室だった部屋とキッチンの間の壁をなくして、ライフスタイルに合ったゆとりあるLDKに

札幌市・K様邸の事例はこちら

L型レイアウトでは、キッチンを中心にした配置もよく見られます。こちらのマンションリノベでは、キッチンを囲っていた壁をなくしてオープンにすることで、既存のリビング・ダイニングとつながりをもたせました。キッチンの隣にダイニングがあると、食事の準備や後片付けが横への移動だけで済んで機能的。キッチンとリビングの距離が近く、キッチンに立ちながらも、リビングにいる家族とコミュニケーションが取りやすいのも魅力です。

キッチンを中心にレイアウトしたLDK

キッチンとリビングの距離が近く、リビングにいる家族とのコミュニケーションが取りやすい


このようにLDKのレイアウトには、日々の動きやすさや暮らし方に直結する部分があります。リノベーションする物件の状況によっては、レイアウトの自由度が低いこともありますが、ご自身やご家族にとっての使いやすさや、新居でイメージしている暮らし方をぜひ私たちプランナーに相談のうえ、ベストなかたちを見つけましょう。

榎又 円香
profile
榎又 円香 Madoka Enomata
営業主任・設計プランナー
カラーコーディネーター
札幌市で戸建てやマンションのリノベーションをはじめ、住宅の新築やリフォームを手がけるSAWAI建築工房では、私のほか複数の女性プランナーが、ご家族のライフスタイルに合わせて、アイデアあふれる機能的で心地よいデザインの住まいをご提案しています。詳しくはこちらのホームページをご覧くださいね。