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2019/04/11 - idea

素材感で楽しむ、アクセントウォール

最近の家づくりで取り入れられるケースが増えている、アクセントウォール。白一色だとなんとなくシンプルすぎて物足りない…と感じる方にはおすすめで、下の写真のように無地のパステルカラーの壁紙にしたり、華やかな花柄の壁紙にしたりと、空間に好みを生かした変化をもたせることができます。

淡いグリーンのアクセントウォールが、寝室を爽やかな印象に

模様の描かれた壁紙にすると、雰囲気はさらに一新され華やかな装いに

壁紙を使うことが多いアクセントウォールですが、壁紙以外のものを使って表現することもできます。私たちが手がけたお住まいの例を参考に、そのバリエーションをご紹介していきましょう。

「木」を使ったアクセントウォール

木を取り入れるのが難しいマンションリノベーションで喜ばれるのが、木のアクセントウォール。ナチュラルな素材感が魅力です。ダークな色味の羽目板を使えば落ち着いた雰囲気に、ライトな色味の羽目板を使えば明るい雰囲気にお部屋を演出することができますし、縦張りか横張りかでも見た目の印象が変わります。

ブラックウォールナットの羽目板でシックな印象に仕上げたアクセントウォール。温かみがありながらも、空間がぐっと締まる

色の組み合わせや凹凸の見せ方で、さまざまなデザインを表現できるのも木の良さ

明るい色のナラ無垢材を縦張りにして仕上げたアクセントウォール。木の素材感が心地よく感じられる

「タイル」を使ったアクセントウォール

空間のアクセントとして大人気のタイル。キッチンや洗面、トイレなどの水まわりは特に、陶器やガラスのタイルを用いると、カフェのようなオシャレな雰囲気を楽しめます。

キッチン収納の壁の一部を、サブウェイタイルで仕上げた例

トイレの壁は、淡いブルー色のサブウェイタイルでアクセントウォールに

淡いブルー色のサブウェイタイルのアクセントウォールで仕上げたトイレ

水まわり以外でタイルを使う場合は、このようなマットな質感のものを選ぶと、空間が上品な印象に仕上がりますね。

風合いが一枚一枚異なるタイル。広い面に張るとその存在感が際立つ

その意味では、「ブリックタイル」もおすすめです。ブリックタイルは、少しざらっとしたマットな質感と風合いが特徴のタイル。濃い色に塗装した木を用いた、クラシカルなインテリアにも馴染みが良い素材です。

凹凸や模様の微妙な違いや、優しい色合いが、くつろぎの空間にぴったり

インテリア性の高いブリックタイルは、クラシカルな空間の素敵なアクセントに

白いブリックタイルを使うと、また雰囲気がガラッと変わります。白い壁でありながら、凹凸の不規則さが空間のアクセントになって、まるで雑誌に出てくる海外の家のようなインテリアに仕上げることができます。

白いブリックタイルだと、また一味ちがう趣に

リノベーションの際、構造上取り除けない柱を使ってブリックタイル仕上げのアクセントウォールを施工。広い空間をゆるやかにゾーニングした

「エコカラット」を使ったアクセントウォール

住まいの機能性、ということも考えると、「エコカラット」を木やタイルの代わりに使うという手もあります。エコカラットは調湿や消臭等に効果が期待できる建材。デザインバリエーションも豊富なので、リビングのほか、玄関や寝室などでもアクセントウォールとして取り入れてもいいですね。

リノベーションを機に、エコカラットで仕上げたアクセントウォールを採用。さりげないデザイン壁が、リビングと主寝室の間をゆるやかに仕切る

寝室にエコカラットを採用した例。ヘッドレストの上に沿うように施工されている

「塗り壁の模様」でアクセントウォール

塗り壁仕上げの場合は、壁紙や木、タイルなどを張らなくても、アクセントウォールをつくることができます。それは、刷毛目やコテむらで模様やテクスチャーを表現する、という方法。さりげなく存在感を漂わせることができます。

明かりで照らし出されることで、模様の陰影が美しく浮き上がる


このように、使う素材を変えると、アクセントウォールはまた違った趣でお部屋を彩ってくれます。リノベーションは、家の雰囲気を一新する良いタイミングです。「どんな壁にしよう?」とあれこれ楽しみながら、ご自身のお住まいにとって一番のアクセントウォールを検討してみてくださいね。

▶こちらも併せてご覧ください。「アクセントウォール」でワンランク上の住空間を

榎又 円香
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榎又 円香
Madoka Enomata
営業・設計アシスタント
増改築相談員・カラーコーディネーター