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2022/07/07 - idea

住まいをより快適にする「窓」の4つの役割【 2 】 〜③外の景色と④断熱性

住まいの快適さには「窓」が大事。ということで、前回の記事ではリノベーションにおける「窓」の重要な4つの役割のうち「採光」と「通風」の2つについて説明しました。今回は引き続き、残りの2つの役割について見ていきましょう。

③ 外の景色をとり込む

もし壁だらけの空間にいたら、気持ちがずいぶんとふさぎ込んでしまうでしょう。窓は、家の中と外をつなぐ存在。窓の向こうに外の世界が感じられることは、私たちの心の健康にも大きく作用します。

どのような立地でも、外からの目線を気にせずに外の景色が眺められる窓があると、家での日常がより豊かになります。例えば、当社の円山リノベーションモデルは高台にあり、目の前に山並みが望めます。そこでキッチンやリビングには、その風景を切り取るようなピクチャーウインドウを設けました。窓枠がそのまま額縁となって、四季折々に変化する絵画を眺めるように札幌の景色を楽しめます。

紅葉に染まる山並みが絵のようにキッチンに映える

家の一角に、庭の植栽を楽しめる窓辺があるのも素敵です。札幌市のTさん宅では、2度目のリフォームをご依頼いただいた際に、ダイニングの窓辺に書斎コーナーを造作。大好きなエリカを植えた庭を眺めながら本を読んだりお茶を飲んだりと、心穏やかな時間を過ごしているといいます。

気持ちのいい窓辺の時間が、暮らしのエッセンスに

築40年の戸建て住宅をリノベーションした石狩市のIさんの家では、2階の洋室をオープンなフリースペースに変えました。それに合わせて横長の窓を新設。視界に空が広がって、空間に開放感が生まれました。夕方には美しい夕日が見えるようになったそう。お気に入りの風景が、日常の中に一つ増えました。

リノベーションでオープンなフリースペースに。窓を新設したことで、美しい夕日が見えるようになった

リノベーションでオープンなフリースペースに。窓を新設したことで、美しい夕日が見えるようになった

④ 冬の寒さ、夏の暑さを軽減

これからの時代、ゼロカーボンに向けた動きの中で不可欠なのが、住宅の高性能化です。SAWAI建築工房ではリノベーションやリフォーム時の断熱改修も数多く手がけていますが、その中で大事な役割を担うのが「窓」です。窓は壁に比べて熱を通しやすいため、断熱改修によって「断熱性の高い窓」に変えることが、冬暖かくて夏は涼しい、省エネな住まいづくりにつながります。

例えば、築29年の住宅をリノベーションした札幌市のWさん宅では、家の中央にあった吹き抜けを南面に移動して、明るく開放感のあるリビングを実現しました。冬は窓が大きいとその分、家の中が寒くなりそうですが、高性能な樹脂サッシに変えたことで、その影響を低減できています。

「明るく暖かい家にしたい」というWさんの希望を叶えた吹き抜けのあるリビング

「明るく冬も暖かい家にしたい」というWさんの希望を叶えた吹き抜けのあるリビング

マンションリノベーションの場合、開口部は共用部分にあたります。そのため窓の大きさを変えたり、サッシを取り替えたりすることはできませんが、こちらのNさん宅のように、内窓を交換したり、窓まわりの断熱を補強することで、断熱性能を向上できます。一年を通して快適に暮らせる住まいにするためにも「窓」は重要な役割を果たしています。

もともと木製の枠だった内窓を入れ替えて、断熱・気密性能を向上

もともと木製の枠だった内窓を入れ替えて、断熱・気密性能を向上

 


前回の記事と今回を通してお伝えしてきたように、建物に当たり前にある「窓」ですが、実にさまざまな面で、私たちの快適な暮らしを支えています。私たちもお客様には、窓について多面的に検討してご提案をしています。リノベーションやリフォームでは、間取りや内装仕上げ、設備機器と併せてぜひ「窓」にも注目してみてくださいね。

榎又 円香
profile
榎又 円香 Madoka Enomata
営業主任・設計プランナー
カラーコーディネーター
札幌市で戸建てやマンションのリノベーションをはじめ、住宅の新築やリフォームを手がけるSAWAI建築工房では、私のほか複数の女性プランナーが、ご家族のライフスタイルに合わせて、アイデアあふれる機能的で心地よいデザインの住まいをご提案しています。詳しくはこちらのホームページをご覧くださいね。