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2022/02/14 - idea

間取りや使い方次第!リノベでつくる「ワークスペース」

最近の家づくりでは「ワークスペース」が家の機能の一部としてすっかり定着し、リノベーションを機に取り入れる方も少なくありません。

以前「リノベーションでつくる、機能的なワークスペース」の記事で、私たちが手がけたお住まいの例をいくつかご紹介しましたが、ワークスペースは、各家の間取りや想定する使い方次第で実にさまざまなかたちが考えられます。

そこで今回は、家の間取りやお施主様の使い方に合わせて設計した、個性あふれるワークスペースをいくつかご紹介しましょう。


既存の部屋の使い方を見直して、ワークスペースを確保

中古マンションをリノベしたこちらのお住まいでは、もともとLDKの隣にあった和室を家族で使えるワークスペースにつくり変えました。対面キッチンのすぐ隣にあるので、お子さんがお絵かきなどをしている様子も見えて安心。区切られていた部屋を一体化したことで、LDKに開放感も生まれました。

もともと和室だったところを、ワークスペース兼物干しスペースに変更

もともと和室だったところを、ワークスペース兼物干しスペースに変更

天板や棚は、LDKのインテリアのテイストに合わせて造作。L字に張って仕上げたブルーグレー色の壁紙が、空間のアクセントになっています。横を向けば、窓の外の風景が一望できて、ご主人の書斎や奥さんのちょっとした家事スペースにも重宝しそうです。

ワークスペースはLDKの隣にあって、空間全体が明るく開放的な印象に

お子さんが本を読んだりお絵かきしたりする場所としても最適

Tさんのお住まいの詳細は、こちらをご覧ください▼
https://www.sawai-k.co.jp/works/reform_case_58/

間仕切り壁で、LDKとゾーニング

広いLDKに間仕切り壁を設けて、くつろぎの空間と作業空間を分ける、という方法もあります。ひとり暮らしのNさんのお住まいでは、広々としたLDKにインテリア性の高い間仕切り壁を立て、空間をゾーニング。リビング側には壁掛けテレビを設置しました。

間仕切り壁は、エコカラットを張って仕上げたインテリアウォール。こちらからは、ワークスペースの気配がまったく感じられない

その裏側がワークスペース。くつろぎ場所がしっかりと視界に入ると、ついついその誘惑に負けそうに(!)なってしまいますが、この方法だとワークスペースからLDKが見えず、作業に集中できます。

PCカウンターは壁に施工せず、動かせる長机に。足元の収納は、長机の高さに合わせて造作しました。先々を考えた柔軟性や可変性も、家づくりでは大事にしたいですね。

PCカウンターは、移動できる長机に。LDKのすぐ隣ながら、仕事にも集中しやすい作業環境を実現

Nさんのお住まいの詳細は、こちらをご覧ください▼
https://www.sawai-k.co.jp/works/reform_case_60/

作業により集中しやすい、こもり感満載のワークスペース

「作業や仕事、勉強などを集中して行うためのワークスペースがほしい」という場合は、少しこもり感のある空間が望ましいでしょう。こちらのお住まいでは、将来的にお子さんの勉強場所にすることを想定して、リビングの隣にワークスペースを設けました。

ポイントは、この配置。間口の半分を書棚で塞ぐことで、動線を確保しつつ、リビングから一定の距離感で隔てられたこもり感を実現しました。既存の間取りを生かしながら、ご家族の希望に応えることを考えて生まれた、この家ならではのワークスペースです。

ゆとりの空間が広がるLDK

リビングから少し奥まったところに、デスクコーナーを造作。適度なこもり感があって、勉強や作業に集中しやすい

そのリビングから少し奥まったところに、ワークスペースを造作。適度なこもり感が、勉強や作業に集中しやすい環境をつくる

Aさんのお住まいの詳細は、こちらをご覧ください▼
https://www.sawai-k.co.jp/works/reform_case_59/

作業性は抜群!完全個室のワークスペース

テレワークや自営業で、自宅で腰を据えて仕事に打ち込む環境が必要な場合は、やはりそのための専用の部屋を設けるのが理想です。昨年末に完成して現在公開中の「円山西町リノベモデル」では、地下の部屋をテレワークや自営業にぴったりなワークスペースとして設計しました。

こだわりのインテリアをセレクトして仕上げた「円山西町リノベモデル」のワークスペース

内装は、チェッカーガラスを入れた建具や、ウィリアム・モリスの「いちご泥棒」の壁紙を採用したアクセントウォール、電球のペンダントライトなど、こだわりを随所に盛り込んだデザインに。

空間が豊かだと気持ちがよくて、アイデアも湧きやすくなります。仕事場は滞在時間も長くなるので、より仕事のモチベーションが上がるような空間づくりが大切です。


このように、既存住宅の間取りやお施主様のライフスタイル、ワークスペースに求めるものによって、完成形は千差万別です。プランニングでは、自分たちがどんなふうにワークスペースを使いたいかをプランナーに伝えたうえで、ベストなかたちを模索してくださいね。

榎又 円香
profile
榎又 円香 Madoka Enomata
営業主任・設計プランナー
カラーコーディネーター
札幌市で戸建てやマンションのリノベーションをはじめ、住宅の新築やリフォームを手がけるSAWAI建築工房では、私のほか複数の女性プランナーが、ご家族のライフスタイルに合わせて、アイデアあふれる機能的で心地よいデザインの住まいをご提案しています。詳しくはこちらのホームページをご覧くださいね。