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2021/08/02 - idea

どれがお好み?部屋の印象を決めるフローリングの色

リノベーションでは、それまでの住まいを一新して、自分たち好みのテイストの空間を実現したいとお考えの方も多いと思います。空間の雰囲気の決め手になる要素はいくつかありますが、その一つが「フローリングの色」です。壁や天井はシンプルな白が多いですが、フローリング仕上げの床はライトな色からダークな色まで選択肢が幅広く、空間の広い面積を占めるので印象に対する影響力も多大です。そこで今回は、フローリングの色の明るさによる雰囲気の違いを、実例写真とともに見ていきましょう。


空間全体の白さやダークな色味との
コントラストが映える
白色フローリング

白を基調とすると、清潔感のあるスッキリとした空間に(札幌市・I様邸

白を基調とした清潔感のあるインテリア空間を求める方に人気なのが、限りなく白に近い色味のフローリング材です。わずかにブラウンを感じる材を敷くと、木の家具ともしっくりと調和します。フレンチテイストのインテリアなど白に振り切って統一感を持たせたい場合は、真っ白な材を用いると美しく仕上がります。梁などの構造材を古材のような濃い色にしても、コントラストが美しくて個性的な雰囲気を演出できますよ。

シャビーシックなインテリアでまとめたフレンチテイストの空間には、真っ白なフローリングを採用(札幌市・M様邸

古材のような濃い色とコーディネートしても、個性的で素敵な空間に仕上がる(札幌市・W様邸

明るく軽やかな印象を引き立てる
ナチュラルで明るい
木の色のフローリング

明るくナチュラルな木の色のフローリングは、パステル調の家具やインテリアと相性が良い(札幌市・H様宅

明るくナチュラルな木の色のフローリングは、部屋を明るく軽やかな印象に仕上げます。パステルカラーのような淡いトーンの色と相性が良いですね。ダークな色と組み合わせたいときは、思いっきり濃い色をドアやアクセントウォール、階段の部材など部分的に組み合わせてコントラストをはっきりさせると、それぞれが引き立って映えますよ。

そのLDKとつながる廊下の一部のような小さな空間が、室内窓で部屋のような趣きに

明るいトーンのフローリングに淡いグレー色の壁紙仕上げの内装。そこに黒のドアやドア金物を組み合わせることで、空間がぐっと引き締まって魅力的に(札幌市・H様宅

住宅密集地という立地を配慮し、外部の目線が気にならないよう、開口の位置や大きさに気を配った

明るい色味の木の色に、黒色の手すり、ダークグレー色のソファやテレビ背面のアクセントウォールが映える(札幌市・A様宅

オーソドックスで
家具を合わせやすい
ブラウン色のフローリング

ナチュラルな木の家具とも合わせやすいオーソドックスなブラウンのフローリング。造作棚の色も、床の色を考慮して選んでいる

ナチュラルな木の家具と合わせやすいオーソドックスなブラウンのフローリング。造作棚の色も、床の色を考慮して選んでいる(札幌市・M様宅

家づくりを手がけていてやはり一番人気なのは、オーソドックスなブラウン色のフローリングです。一般に販売されている家具ともコーディネートしやすく、老若男女を問わず、長く飽きずに使いやすい色味と言えるでしょう。

この色のフローリングは、大きく分けて色のトーンが2種類あります。ひとつは「赤み」が強いブラウン色、もう一つは、「黄色み」が強いブラウン色です。どちらを選ぶかによって合う家具やインテリアの色味の方向性が少し異なるので、特に手持ちの家具をそのまま新居でも使い続ける場合や、使いたいインテリアが決まっている場合は注意したいところです。

赤みが強いブラウン色のフローリングは、北欧ビンテージ家具によくあるチーク材など赤みが強い木の色と合わせやすい。主張のある個性的なグリーン色がしっくりと空間に馴染んでいる(札幌市・K様宅

黄色みの強いブラウン色のフローリングに、お施主さん愛用のこっくりとした飴色の家具や部材を合わせた例。床の色が部屋全体を明るめな印象に持ち上げている(札幌市・F様宅

ライトな色とダークな色が混在したヘリンボーン張りの無垢フローリングは、インテリアの色をコーディネートしやすいという側面も(札幌市・H様宅

シックで落ち着いた
大人の空間を演出する
ダークブラウンのフローリング

床と梁や柱、家具の色をダークな色味で統一したことで、窓の外の景色がより鮮やかに目に映る

床と梁や柱、家具の色をダークな色味で統一したことで、窓の外の景色がより鮮やかに目に映る

シックで落ち着いた雰囲気の住空間をつくりたい方には、ダークブラウンのフローリングがおすすめです。フローリングを濃い色にすると部屋全体が暗くなってしまうのでは?と心配な方もいらっしゃるかもしれませんが、そのあたりは立地を生かした設計や他のインテリアの組み合わせで解消することもできます。ダークブラウンは、比較的ビビッドな色合いのインテリアを効果的に見せることができる色調でもあります。

シックで落ち着いた雰囲気に仕上げたLDK。間接照明による明暗のコントラストが、空間をより魅力的に見せる(札幌市・M様宅)

シックで落ち着いた雰囲気に仕上げたLDK。間接照明による明暗のコントラストが、空間をより魅力的に見せる(札幌市・M様宅

薪ストーブの炉壁や壁の色を、床や造作棚などの木部と同系色にして統一感のあるリビングに(札幌市・N様邸


このようにフローリングの色は、空間づくりに大きく影響します。リノベーションの際には、プランナーにイメージしている空間に合うフローリングを提案してもらったり、気になった床材が希望するテイストに合っているか確認したりして、お気に入りの住まいを実現してくださいね。