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2020/04/27 - idea

快適で楽しい老後に備える、マンションリノベのアイデア集

子育てが一段落して夫婦2人だけになると、戸建ての広さを持て余してしまったり、将来のことを考えて街に出やすく、病院にも行きやすいエリアにあるマンションへの引っ越しを考える方も多いのではないでしょうか。またもともとマンションにお住まいの方でも、家族構成やライフスタイルの変化により、「これからに備えて部屋の使い方や間取りを変更したい」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。

実際、私たちのところには、そのような事情によるリノベーションのご相談が数多くあります。そこで今回は、快適で楽しい老後に備えるマンションリノベのアイデアを、実例のなかからいくつかご紹介しましょう。


安心で心地よい「間取りと仕上げ」

新築時に部分的なリフォームを当社で承ったIさんのお住まい。18年の歳月を経てお子さんたちが家を離れて独立したのを機に、再度リノベーションのご依頼をいただきました。メインの工事は、対面式キッチンを主役にしたオープンなLDK。リビングは隣の主寝室とツーウェイの動線で行き来できるように間取りを見直しました。

既存の造作棚やテーブルを活かした、明るく気持ちのいいLDK

既存の造作棚やテーブルを活かした、明るく気持ちのいいLDK

リビングと寝室間の間仕切り壁には、調湿・消臭効果に優れる「エコカラット」を使用。部屋の境目に段差もなく、つまずきのリスクを低減しました。リノベーションを経て「お客様を招きたい家になった」と奥様。お友だちと語らう充実した時間が、日々の張り合いにもなりそうですね。

リビングと寝室はツーウェイ動線でつながる設計に

リビングと寝室はツーウェイ動線でつながる設計に

「エコカラット」で仕上げたリビングと寝室の間仕切り壁が、空間の快適さを高める

「エコカラット」で仕上げたリビングと寝室の間仕切り壁が、空間の快適さを高める

家での時間を楽しくする「自分専用の空間」

Yさんご夫妻はこれまでに、戸建てを含め3軒もの住み替えを経験してこられました。今回のリノベのテーマはまさに「楽しい老後」。奥様の家事がしやすいようユーティリティのつくりを工夫したり、介護しやすい広い寝室を設けたりしました。

造作収納の一部は、ビューローデスクのような仕様で、棚の扉がテーブルとして使える。アイロンがけや畳み作業に便利

ユーティリティにはビューローデスクのような仕様で、棚の扉がテーブルとして使える収納棚を造作。アイロンがけや畳み作業にとても便利

注目は寝室の隣に配した、ご主人が家での時間をゆっくり過ごすための「男の部屋」。落ち着いた木目を基調としたシックなインテリアに、ご夫妻が気に入って購入し、造作した引き戸に組み込んだ色鮮やかなステンドグラスが上質感と華やかさを添えています。自分専用の空間があることで、家での過ごし方も変わりそうです。

木を張って仕上げた凹凸のあるアクセントウォールが、空間をより個性的に演出

木を張って仕上げた凹凸のあるアクセントウォールが、空間をより個性的に演出

憧れをかたちにした「インテリア」

Fさんご夫妻がリノベーションを考え始めたのは、2人のお子さんの独立後、あまり使っていなかった2つの子ども部屋を活用したいと思ったのがきっかけでした。また「イギリスの田舎」をコンセプトに製作されたというお気に入りのダイニングテーブルが、このマンションと雰囲気が合っていないこともずっと気になっていました。

そこでリノベーションを機に、インテリアのデザインを一新。内装に使う木の色をダイニングテーブルやイギリスアンティーク調の家具に合わせ、照明器具やローマンシェードも一緒にコーディネートしました。長年の憧れをかたちにした住空間に、日々の暮らしの楽しみが増すことでしょう。

イギリスアンティーク家具が似合うシックな空間に。

イギリスアンティーク家具が似合うシックな空間にリノベーション

アンティークガラスを入れた引き戸やブリック調のタイルで仕上げたパーテーションなど、隅々までトータルコーディネート

アンティークガラスを入れた引き戸(左写真)やブリック調のタイルで仕上げたパーテーション(右写真)など、隅々までトータルコーディネート

お孫さんたちの世話もしやすい「広くて明るいLDK」

ご家庭によっては、お孫さんを預かったり、人が集まる機会が増えたというお宅もあるのではないでしょうか?Nさんご夫妻の場合はまさにそれがきっかけで、リノベーションを考え始めたといいます。

元々は独立したキッチンでしたが「リビングとの間に壁があると双子の孫たちに目が届かなくて。それに、わが家には妹夫婦や両親など10人くらい集まることもあって、みんなが楽しく話している時も、キッチンにポツンと1人では寂しい」とライフスタイルの変化に、使いにくさを感じるようになりました。

そこでリノベでは、キッチンとリビングの間の壁を取り払って、開放的な空間を実現。見通しが良くてお孫さんたちに目が届きやすくなり、これならご家族が集ったときにも話が聞こえて様子がよくわかります。

以前とは比べ物にならないほど開放感が増し、見通しが良くなったLDK

対面カウンターで、配膳などもスムーズ。お手伝いもしやすい


リノベーションのタイミングはご家庭によりさまざまですが、老後の備えを考え始める年代も大きなタイミングのひとつです。これからの暮らしに想いを馳せながら、安心して心地よく暮らせるための住まいづくりを考えてみてくださいね。