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2019/12/13 - idea

住まいの心地よい「上質さ」を決めるものとは?

永く心地よく住まえる家の条件はさまざまですが、そのなかで「上質さ」というのも、欠かせない大切な要素だと私たちは考え、お客様にご提案をしています。すべてを良い素材やインテリアでつくれればそれに越したことはありませんが、ご予算の範囲内だとしてもポイントを押さえれば、空間に「上質さ」を持たせられます。今回はそのなかのいくつかのポイントをご紹介しましょう。

ポイント1:素材づかい

室内空間の大きな面積を占めるのが、床・壁・天井・建具です。そのため、たとえLDKまわりだけでも本物の木や石、塗り壁など質感に力のある素材を用いると、お部屋の上質感が際立ちます。例えば下の写真のように、一緒くたに視界に入るシューズボックスの面材やドア、無垢フローリングの色味や樹種に統一感を持たせると、空間が凛とした印象になりますね。

無垢材を取り入れ、色や質感に統一感を出すことで、空間が凛とした印象に

無垢材を取り入れ、色や質感に統一感を出すことで、空間が凛とした印象に

無垢フローリングの敷き方を工夫するだけでも、印象はガラッと変わります。こちらのマンションリノベをしたお住まいのように、白のとてもシンプルなリビング、ダイニングも、床材をヘリンボーン柄にすることで、一味違う上質感が生まれました。

LDK

最近の家づくりの定番ともいえる「タイル」も、上質感のある空間づくりの強い味方です。アクセントウォールとして空間の一部に取り入れるだけでその効果は抜群。キッチンカウンターや洗面化粧台の一部にお気に入りのタイルをあしらうだけでも、かなり効果的です。

石のような質感の大きめのタイルをキッチンまわりにあしらった例。木と石という異素材の組み合わせが空間に映える

キッチンカウンターから立ち上がった狭い壁に、柄が異なるタイルを張って仕上げた。キッチン全体が同じトーンでシンプルな分、タイルの存在感が引き立つ

洗面化粧台の背面を、ブラウンやベージュがベースの可愛らしいタイルで仕上げた

小ぶりでポップな色合いのモザイクタイルで仕上げたホテルライクな洗面台。洗面台まわりはタイルの部分使いがしやすい場所

ポイント2:壁紙

好みやデザインの選び方にもよりますが、エレガントな柄の壁紙を使うのも、上質感を持たせるのに一役買います。ウィリアム・モリスのデザインの壁紙をはじめ、比較的採用しやすいものも多いですし、クラシカルな柄は意外と飽きずに永く楽しめますよ。

ウィリアム・モリスの「ウィローボウ」で仕上げた洗面まわり。タイル壁やヘリンボーンの床との組み合わせで、エレガントさが際立つ

寝室は色柄の壁紙をアクセントウォールとして使いやすい。カーテンのタッセルやベッドのデザインとコーディネートすることで、よりリラックスできる心地よい空間になる

ポイント3:照明

照明計画も、空間の「上質さ」を演出するうえでとても大切です。私たちがよくご提案するのは、間接照明。空間をすっきりとさせつつ、夜はくつろぎの雰囲気を演出して、ゆったりと落ち着いた気持ちにさせてくれます。照明器具を用いる場合、ダイニングやリビングのペンダントライトやシャンデリアは、空間のフォーカルポイントになりますので、インテリア性にもこだわりたいところです。

リビングの造りつけ棚の上に間接照明、ダイニングには高さもデザインも異なる6灯のペンダントライトを設置。上質かつ個性的な空間に

リビング・ダイニング全体を照らす間接照明が、シックな空間に映える

ウィリアム・モリスがデザインした壁紙

寝室にも間接照明はよく合う。ウィリアム・モリスのデザイン壁紙との相性も◎

ペンダントライトの真鍮やホウロウ、鉄などの金属の質感も、上質な空間のエッセンスになる


室内に取り入れるものの素材や質感に少しこだわるだけで、お部屋の印象は変化するものです。せっかくの家づくりです。「ここぞ」という場所にコストを割いて、永く愛着を持って心地よく暮らせる生活の場を実現してくださいね。