あしたが楽しみになるリフォーム&リノベーションメディア
2021/09/10 - column

【第5回】マンションリノベ、ついに完成。プランのポイントを振り返り!

SAWAI建築工房に、築47年の中古マンションリノベーションを依頼してくださったN様。内装仕上げ工事も無事終わり、5月に無事お引き渡しが完了しました。そこで今回は、工事前の「【第2回】重要なのは、ライフスタイルに合わせたプランニング」の記事で紹介していたリノベーションのポイントを振り返りながら、完成した住まいの一部をご紹介しましょう。


スムーズな動きが嬉しい、仕切りのないワンルーム

N様がリノベーションに求めていたポイントのひとつは、「暮らしの動作をスムーズにする」こと。3つの居室とダイニング・キッチンで構成した3DKだった以前の住まいは、壁が部屋を細かく仕切られていて窮屈な印象でした。おまけに2方向から景色が楽しめる角部屋にもかかわらず、窓のない居室があるなど、このマンションのポテンシャルをイマイチ活かしきれていないもったいなさも…。

リノベ前のダイニング

壁で仕切られた室内には、窓のない個室も…

これらの課題を解決するためにたどり着いたプランが、トイレと浴室以外に建具を設けず、玄関からひとつながりになる「仕切りのないオープンな空間」です。扉を開けると出迎えてくれるのは、玄関土間から真っ直ぐ届くやわらかな光。玄関からは、サンルーム、ウォークインクローゼット、リビングと3方向へアクセスが可能。行き止まりがなくグルグルと通り抜けられる回遊動線が、この住まいの大きな魅力のひとつです。

開放的なリビング。仕切りを取り払ったことで、室内にくまなく光が届く

開放的なリビング。仕切りを取り払ったことで、室内にくまなく光が届く

動作のスムーズさはもちろんのこと、仕切りを取り払うことで得た開放感や、室内にくまなく届く光の心地よさなど、良いこと尽くし。風通しも良いため、厳しい暑さが続いたこの夏も、窓から吹き込む風のおかげで、エアコンなしで快適に過ごすことができたといいます。

趣味も仕事も楽しむ時代にフィットしたプランニング

N様のリノベーションプランで、注目すべきもうひとつのポイントが広い玄関土間と、そこからつながるシューズクロークと物置です。大容量のシューズクロークに加えて、キャンプ道具をはじめとしたアウトドア用品一式や、車のタイヤも保管できるボリュームを確保。キャンプ道具もタイヤも台車を使って出し入れができるので使い勝手も抜群です。玄関土間は、趣味を楽しむN様のための機能的な収納空間としての役割も果たしています。

リノベーション前は、玄関に入ると正面に物置の扉があった

壁と長い廊下が光を阻んでいた玄関は、玄関土間からつながるサンルームからの光が迎えてくれる明るい空間に

間取りを見直し、通路を兼ねた土間空間を新設。正面のサンルームからの光が迎えてくれる明るい空間に

玄関土間を抜けた先にあるのは、部屋の一部だった空間を内窓で仕切って新たにつくったサンルーム。冬期間はここに観葉植物や家庭菜園を置いて、緑のある暮らしを満喫する予定です。サンルームはそのまま低い間仕切り壁でゆるやかに空間を分けた寝室へ、さらに進むとゆったりとしたワークスペース、LDKへと続きます。豊かな山々や青い空を望む景色が気持ち良く、家時間を思い切り充実させ、なおかつ仕事も捗る、これからの暮らしにぴったりな住まいとなっています。

リノベーション前は寝室の一部だったこの空間を…

リノベーション前は寝室の一部だったこの空間を…

洗濯物を干したり、観葉植物を置いたり、光を取り入れたりできるサンルームに。暮らしをより一層豊かにしてくれる

間仕切り壁が適度なこもり感を与えてくれる居心地の良い寝室。壁を隔てて隣にはウォークインクローゼット

好みのインテリアや小技、アクセントが光るこだわり空間

新たな住まいをより一層彩るのは、インテリア好きのN様がこれまでに集めてきたお気に入りの家具や雑貨たちです。TVの設置と将来的な間仕切りの可能性も考慮して設けた、エコカラット仕上げのデザインウォールには、鹿の角のオブジェをディスプレイ。白を基調に、リビングの照明をアンティークゴールドに塗装したり、キッチンまわりは照明や背面収納、タイルにグリーン色を取り入れてアクセントをつけるなど、工夫や遊び心も満載。N様が長く愛用してきたお気に入りのインテリアが、ナチュラルに映える住まいになりました!

エコカラット仕上げのデザインウォールには、鹿の角をディスプレイ。照明が個性を引き立てる

空間の随所に、工夫や遊び心が満載

作業がしやすいゆったりとした広さのあるキッチン。背面収納の扉やペンダントライトのグリーン色が空間のアクセントに


ついに完成したN様の理想の住まい。築47年の中古マンションは、あらかじめプランで描いていたとおり、趣味や仕事などライフスタイルにしっかりと寄り添い、センスが光る家時間を思い切り満喫できる空間へと変化を遂げました。実際に暮らし始めたN様は、どのような毎日を過ごしているのでしょうか。次回はリノベーションを終えた感想や、住み心地などをお届けします。

榎又 円香
profile
榎又 円香
Madoka Enomata
営業主任・設計プランナー
カラーコーディネーター