あしたが楽しみになるリフォーム&リノベーションメディア
2021/05/10 - column

【第4回】完成目前!マンションリノベは、内装仕上げ工事中

SAWAI建築工房に、築47年の中古マンションリノベーションを依頼してくださったN様。解体してスケルトン化し、大工さんによる造作工事や設備の搬入が終わって、工事は最終段階に入りました。マンションリノベ連載企画第4回は「内装仕上げ工事編」です。


「内装仕上げ工事」は、完成の一歩手前

【第3回】いよいよ工事開始!スケルトン化のメリットとは?」から約1ヵ月後の現場の様子です。壁や天井の骨組みをつくってプラスターボードを施工したり、内窓を付けたりする大工工事、システムキッチンやシステムバスなどの設備の搬入が終わり、この日は職人さんたちがプラスターボード同士の継ぎ目やビス穴を埋めて表面を平坦にするために「パテ」を塗っていました。パテで下地の凹凸をなくすことで、壁紙をピシッときれいに張って仕上げることができます。

内装屋さんがパテ塗り作業中

パテ塗りは、プラスターボードの継ぎ目やビス穴を埋めて、壁や天井の下地材を平らにする工程

パテ塗りは、プラスターボードの継ぎ目やビス穴を埋めて、壁や天井の下地材を平らにする工程

間仕切り壁が設計図どおりに立ったことで、リノベーション後の間取りの様子がはっきり見えつつあります。以前は寝室の一部だったエリアは、壁とペアガラスの入った内窓を付けてサンルームに。このサンルームは、玄関から続く土間空間からも出入りできて、多目的に使えるスペースです。

部屋の一部だった空間が壁と内窓で仕切られて、サンルームに

部屋の一部だった空間が壁と内窓で仕切られて、サンルームに

サンルームへは玄関土間から直接出入りできる

システムキッチンが設置され、背面収納も枠組みができています。洗面まわりはキッチンよりも1段高くなっていますが、これはキッチンや浴室の排水の配管を通すためです。キッチンカウンターの下には、グレーに塗装した木を使ってオリジナルでデザインした壁を造作しました。空間にどんなふうに映えるのか、今から楽しみです!

キッチンから洗面方向を見たところ。キッチンはまだダンボールやビニールに覆われていて、様子が見えない

キッチンから洗面方向を見たところ。キッチンはまだダンボールやビニールに覆われていて、様子が見えない

グレーに塗装した木を使ってオリジナルでデザインしたキッチンカウンター下の壁。全貌は完成時のお楽しみ

工事中は現場で判断しながら、最善の方法を探る部分も

住宅工事では、工程を進めていく中で「こうしたほうが良さそう」と判断して手を入れていくことがときどきあります。マンションリノベでは特にコンクリートの梁の位置によって、調整が必要な場面が出てきます。実際Nさん宅でも、リビング収納や寝室隣のウォークインクローゼット部分のつくりを、梁に合わせて調整しました。

リビング収納は、天井の高さを揃えて使いやすいように調整

その裏手にある寝室のウォークインクローゼットの上の段の収納棚は、想定よりも棚に奥行きが出て、お客様用布団がちょうど一組収まるくらいのスペースを確保

その裏手にある寝室のウォークインクローゼットの上の段の収納棚は、想定よりも棚に奥行きが出て、来客用布団がちょうど一組収まるくらいのスペースを確保

また、浴室と廊下の間に、ブラインド内蔵の室内窓を設けましたが、実際に設置してみると窓だけあるのが唐突な感じがしたため、窓の上に壁厚を利用したニッチをつくることに。こうやって臨機応変にアイデアを生かしていけるのも、家づくりの楽しさですね。

浴室の室内窓の上に、小さな雑貨などをディスプレイできるニッチを設けてインテリア性をアップ

このあと、壁や天井のクロス張りや土間の仕上げ、造作家具やスイッチプレートの取り付けなどの作業が進めば、Nさんのマンションリノベもいよいよ完成です。次回はついに、完成した室内をリポートします。築年数を経た中古マンションがどのように変身を遂げるのか…。ぜひお楽しみに!

榎又 円香
profile
榎又 円香
Madoka Enomata
営業主任・設計プランナー
カラーコーディネーター