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2017/11/24 - column

大きな納戸があれば安心? 上手な収納計画のコツとは

「大きな納戸をつくれば、何でも収納できるから家の中が片付くはず!」そんな風に考えていませんか?

収納計画で大切なことは、2つあります。一つは「自分の持ち物を把握すること」。もう一つは「適材適所の収納を設けること」です。そこで今日は、上手な収納計画で部屋がいつでもスッキリ片付くコツをお伝えしたいと思います。

自分の持ち物を把握する

自分の家のどこに何があるのか、皆さんはすべてしっかり把握できていますか? 奥にしまいこんだきり、あることすら忘れてしまっているものって、結構ありますよね。
家づくりは、モノを整理しなおす絶好のチャンスです。「後でやろうと思っていたら、仕事や子育てに追われて結局そのまま。しかも子どもの成長とともに、モノがどんどん増えて大変!」という声もよく聞かれます。
逆に家づくりを機にモノを減らして新生活をスタートさせた方からは「自分が持っているモノ、必要なモノがはっきり見えるようになって、増やさなくなった」という声が。自分の持ち物が把握できると、不要なモノのためにスペースを割く必要がなくなり、空間の有効利用にもつながります。

このお宅では、以前の2倍の大きさのクローゼットを設けて、ご夫婦の衣類をすべて収納したいという希望を実現しました。一箇所にまとめることで全体量が把握しやすく、物を増やしにくくなります。

適材適所の収納

理想的な収納。それは、使う場所のすぐそばに、適切な量の収納スペースがあることです。
モノが置きっぱなしになる原因は、

1. しまう場所がない
2. 収納場所が遠い

主にこの2つです。設計プランを考える際には、なるべくモノを使うのと同じか、近い空間に収納を設けられるよう希望しましょう。

これは、リビングに大きな壁面収納を設けた例。リビングや書斎コーナーで使うこまごましたものをすべてしまえる大容量です。一部を扉付きにすることで、見た目もスッキリとした印象になりますね。

よく使うアウターは玄関ホールに設けたコートかけに収納。季節に合わせて入れ替えます。これなら帰宅時や外出時の脱ぎ着もスムーズ。脱ぎっぱなしで放っておくことも防げます。

どうしても収納スペースがとれない場合は、モノの使用頻度で優先順位をつけること。例えば、「パントリーがキッチンの作業台から少し離れていても、あらかじめ必要なものを持ち出してキッチンに置いておけば、料理中にパントリーまで行く必要がない。それよりも食器棚や冷蔵庫が近い方が大事」といった感じで、家の中での実際の動きをイメージしながら考えてみると良いでしょう。

収納計画の良し悪しは、暮らしやすさの良し悪しにつながる、とても大事なポイントです。自分たちの持ち物をしっかりと把握した上で収納スペースを計画して、いつでもスッキリ片付いた住まいにしたいですね。

榎又 円香
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榎又 円香
Madoka Enomata
営業・設計アシスタント
増改築相談員・カラーコーディネーター