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2018/09/14 - column

失敗しない!後悔しない!成功するためのリノベ術

現状あるものに手を加えてつくるリノベーションでは、優先順位のつけ方を誤ってお金のかけどころを間違えたり、下調べが不十分だったりすることが、大きな失敗や後悔につながってしまいます。SAWAI建築工房ではそのようなことが無いようにお客様のサポートをしていますが、今回はリノベーションを成功させるために特に気をつけたいポイントを、一般的によく耳にする失敗のケースとともにご紹介します。

寒さ対策で、失敗!

  • 玄関とLDKの間のドアを節約したら、玄関からの冷気が寒くて、結局追加工事になってしまった。
  • 寝室のサッシを既存のままにしたら、せっかくリノベーションしたのに寒くて朝がツラい。窓にはお金をかけるべきだった。
  • 間取りを広くしたのに、暖房計画を見直さなかった。そのため、暖房効率が悪化して、光熱費が上がってしまった。

「暑さ、寒さ対策を怠ってしまった」というのは、大きな後悔のもとになります。家の中の心地よさは、室温がかなり影響します。夏の暑さや冬の寒さは、住まい手の快適度を下げてしまうため、温熱環境を良くする工事はとても重要です。また月々の冷暖房費にも関係するので、工事にお金がかかったとしても、長い目で見ると無駄にはならないので、ぜひ優先させたいですね。

広くても、床暖房でLDKのフロア全体をまんべんなく暖かく

下調べ不足で後悔!

  • 躯体の構造を事前に確認していなかったため、物件購入後、設計段階になって思い描いていたリノベができないことがわかった。
  • 屋根の工事で、雨漏りが発覚。計画を見直さざるを得なくなった。
工事を始めてみないと分からない問題点も一部あるものの、経験豊かな技術者であれば、建物の現地調査時にその様子から予想ができることも多くあります。その意味では、リフォームやリノベーション工事の経験が豊富な設計・施工業者に依頼するということが、後々後悔しないために、とても重要です。
なお「ホームインスペクション」という住宅性能をプロの目で客観的にチェックしてもらう住宅診断もあります。有料にはなりますが心配な場合は、このような仕組みを活用するのもひとつの手です。

使い勝手で失敗!①

  • 憧れだった対面キッチンにしたら、かえって作業スペースが狭くなり、使いにくくなってしまった。
  • せっかく造作した勉強カウンターの天板の高さが、手持ちの椅子に合わなかった。

図面を見慣れていないと、なかなか完成のイメージがしにくいもの。できる限り高さや幅をメジャーで測って実際の寸法を把握し、現状と比べてみるのも大事です。不明なことは、設計士になんでも相談しましょう。

新たに設置した造作収納は、既存の造作テーブルにぴったり合うように設計

使い勝手で失敗!②

  • 雰囲気がいいと間接照明を勧められて付けたものの、全体的に部屋が暗くて自分の好きな感じと違うし、本なども読みづらい。
  • 無垢フローリングに憧れて張り替えたけれど、表面のちょっとした傷が気になって、かえって暮らしにくくなってしまった。

家づくりにおけるメリット・デメリットの捉え方は人それぞれです。憧れもあるとは思いますが、自分にとってどうなのかをしっかりと吟味して、実際の部屋での過ごし方やご家族のライフスタイルに沿った計画を立てましょう。

床は、木目がきれいなフロアシートに。お子さんが飲み物などをこぼしても手入れが簡単

せっかくのリノベーションの機会となると、実現したいことがどんどん出てくると思います。そのいろいろを整理して、自分たちが望む暮らしと照らし合わせ、ぜひ満足のいく選択でリノベーションを成功させてくださいね。

横沢 陽子
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横沢 陽子
Yoko Yokozawa
専務取締役
設計・営業プランナー/二級建築士